「訪問看護に転職したいけど、すぐ辞める人が多いって聞いて不安…」
そんな声を、転職を検討している看護師さんからよく耳にします。
この記事では、訪問看護を辞める人の理由TOP7を現場の声をもとに整理し、反対に長く続けられる人の共通点も合わせてお伝えします。
北海道北見市でリハビリテーション職と連携しながら地域医療を支えるケアーズ訪問看護リハビリステーションきたみ中央が、現場の実態を率直にお伝えします。
訪問看護への転職を検討している看護師・PT・OT・ST、訪問看護が自分に合うか不安な方、現在の職場を辞めようか迷っている方
訪問看護の離職率は高い?
訪問看護ステーションの離職率は、病院と比べてとくに高いわけではありません。
厚生労働省の調査によると、訪問看護ステーションの看護職員の年間離職率は約13〜15%程度とされており、病院全体の平均(約11〜12%)と大きく変わらない水準です。
ただし、事業所の規模や体制によって差が大きいのが実態です。
スタッフ数が少ない事業所ほど1人あたりの負担が大きく、オンコール当番が集中しやすいため、疲弊して離職するケースが多く見られます。
訪問看護を辞める理由TOP7
訪問看護の現場で聞かれる「辞めた理由」を、多い順にまとめました。
【1位】オンコール・緊急対応の精神的負担
「夜中に電話が来るかもしれない」というプレッシャーが、慢性的なストレスになるケースが最も多く見られます。
特に、オンコール当番が月に何度も回ってくる小規模ステーションでは、休日も気が抜けないと感じる方が多いようです。
「オンコールがつらくて辞めた」という声は非常に多く、転職の際は当番の頻度や体制を事前に確認することが重要です。
【2位】孤独感・相談できる環境の不足
病棟では常にチームで動きますが、訪問看護は基本的に1人で利用者宅を回ります。
「判断に迷ったときにすぐ相談できない」「困ったことを話せる同僚がいない」という孤独感が、じわじわと精神的な負担になるケースがあります。
【3位】移動・運転が想像以上にきつい
1日に複数の利用者宅を車で移動するため、天候が悪い日や交通渋滞が重なると体力的・精神的に消耗します。
北海道のように積雪地域では、冬場の移動リスクが大きく、運転が苦手なスタッフは特に負担を感じやすいです。
【4位】1人での判断・責任の重さ
病棟と違い、医師や先輩がすぐそばにいない環境での訪問になります。
経験が浅いうちは「この判断で合っているのか」という不安が続き、それがプレッシャーになって辞めてしまうケースがあります。
【5位】訪問件数・業務量の多さ
1日の訪問件数が多すぎると、移動時間も含めて体力的に限界を感じます。
理想的な件数は1日4〜6件ですが、人手不足の事業所では8件以上になるケースもあり、それが離職につながることがあります。
【6位】利用者・家族との関係の難しさ
継続的な関わりがある分、関係が良好になれば大きなやりがいになりますが、要求が強い家族や関係が複雑なケースでは精神的な消耗が続くことがあります。
「病棟では患者さんが退院すれば終わりだったが、訪問では何年も関係が続く」という違いに戸惑う方も少なくありません。
【7位】収入・処遇が期待と異なった
「訪問看護は給料が高い」というイメージで転職したものの、実際の給与体系や手当の内訳が異なり、期待外れだったというケースもあります。
特に基本給が低く、各種手当で上乗せする仕組みの事業所では、オンコールをこなさないと十分な収入にならない場合があります。
- 1位:オンコール・緊急対応の精神的負担
- 2位:孤独感・相談できる環境の不足
- 3位:移動・運転のきつさ
- 4位:1人での判断・責任の重さ
- 5位:訪問件数・業務量の多さ
- 6位:利用者・家族との関係の難しさ
- 7位:収入・処遇が期待と異なった
訪問看護師を長く続けられる人の共通点5つ
反対に、訪問看護を長く続けているスタッフに共通することをまとめました。
①「在宅で支える」ことへの使命感がある
「利用者さんが自宅で過ごせるように支えたい」という気持ちが、日々の業務の原動力になっています。
病院では出会えない「生活の場」での看護に意義を感じられる人は、困難があっても続けられる傾向があります。
②自律的に動くことが好きor苦にならない
訪問看護は、スケジュール管理や優先順位の判断を自分でしていく仕事です。
「誰かに指示してもらわないと動けない」タイプよりも、自分でペースを作って動ける人が長続きしやすいです。
③相談できる仲間・上司がいる職場にいる
「1人で抱え込まなくていい環境」がある事業所かどうかは、継続率に大きく影響します。
帰社後にカンファレンスで情報共有できる、困ったらすぐ管理者に相談できる、という体制が整っている事業所では離職率が低い傾向があります。
④利用者・家族との関係性に喜びを感じられる
継続的な関わりの中で信頼関係が深まることを「やりがい」として感じられる人は、長く働き続けます。
「○○さんが今日は調子よかった」「笑顔を見せてくれた」という小さな変化を喜べることが、訪問看護のモチベーションを支えます。
⑤オンコール体制が無理のない範囲に収まっている
長く続けられる人ほど「オンコールの頻度が適切な職場にいる」という傾向があります。
月に4〜6回程度のオンコール当番であれば「慣れれば対応できる」という声が多く、それ以上になると継続が難しくなる人が増えます。
辞める前にチェックしたいこと
衝動的に辞めてしまう前に、以下の点を一度整理してみてください。
訪問看護という仕事自体は好きだが、今の事業所の体制や人間関係が合わないだけ、というケースは多いです。転職で解決できる可能性があります。
オンコールの頻度や訪問件数は、相談次第で調整できることがあります。「言わずに我慢して辞める」のはもったいないケースも多いです。
疲労やうつ状態のときの判断は、後から後悔しやすいです。まずは休暇を取ってから、改めて考えることをおすすめします。
「訪問看護=全部つらい」ではありません。事業所によって体制・給与・文化は大きく異なります。他のステーションに移るだけで解決するケースもあります。
ケアーズきたみ中央が「続けやすい」理由
当ステーションでは、スタッフが長く安心して働ける環境づくりを大切にしています。
給与面でも、看護師の月給は230,000〜285,000円(常勤)、理学療法士は210,000〜280,000円と、地域の相場を上回る水準を設定しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 勤務時間 | 8:30〜17:30 |
| 看護師月給 | 230,000〜285,000円(常勤) |
| 看護師時給 | 1,600〜1,800円(パート) |
| PT月給 | 210,000〜280,000円(常勤) |
| 賞与 | 年2回 |
| 主な手当 | 待機手当・訪問手当・実績手当 |
| 移動 | 社用車支給 |
| 対応エリア | 北見市内・端野・留辺蘂・訓子府 |
よくある質問(FAQ)
- 訪問看護は病棟より辞める人が多いですか?
-
必ずしもそうではありません。訪問看護の離職率は病院の平均と大きく変わらず、事業所の規模や体制によって差があります。スタッフが多く体制が整った事業所では離職率が低い傾向があります。
- 訪問看護を始めて何年で辞める人が多いですか?
-
明確なデータはありませんが、入職後1〜2年以内に辞めるケースが多く見られます。仕事に慣れるまでの期間に孤独感や責任の重さを感じやすい時期です。逆に3年以上続いた方は長期就業につながる傾向があります。
- オンコールが嫌で訪問看護を辞めたいです。対処法はありますか?
-
まず管理者に当番頻度の相談をしてみてください。それでも改善しない場合は、オンコール当番の少ない事業所への転職を検討するのも一つの方法です。スタッフ数が多い事業所ほど当番が分散されます。
- 訪問看護から病棟に戻った人はいますか?
-
はい、います。訪問看護を経験した後で病棟に戻るケースも、逆に戻ってやはり訪問看護が合っていたと気づくケースもあります。どちらの経験も看護師としてのキャリアに活きます。
- 訪問看護を長く続けるコツはありますか?
-
「相談できる職場環境」「無理のないオンコール体制」「仕事への使命感」の3つが大きなポイントです。合わない事業所で無理に続けるよりも、自分に合った事業所を選ぶことが長続きへの近道です。
- 未経験・ブランクありでも訪問看護で長く続けられますか?
-
はい、研修・フォロー体制が整った事業所であれば可能です。最初は同行訪問から始め、徐々に1人立ちするステップを踏む事業所を選ぶことが重要です。当ステーションでもブランクのある方が活躍しています。
まとめ
訪問看護を辞める理由で最も多いのは「オンコールの負担」と「孤独感」です。
ただし、これらは「訪問看護という仕事の本質的な問題」ではなく、事業所の体制や環境によって大きく変わります。
辞める前に「仕事が嫌いなのか、今の職場が合わないのか」を整理することが最も重要です。
長く続けられる人の共通点は、相談できる環境と無理のないオンコール体制、そして在宅看護への使命感です。
ケアーズ訪問看護リハビリステーションきたみ中央では、スタッフが長く安心して働けるよう、体制づくりと給与水準の両面で取り組んでいます。
北見市・端野・留辺蘂・訓子府エリアで転職を検討している方は、ぜひ一度お問い合わせください。
社長▼ 関連記事もあわせてご覧ください


