「訪問看護って実際どうなの?」と気になりながらも、なかなか一歩が踏み出せない看護師さんは多いですよね。
夜勤から解放されると聞けば魅力的に感じる一方、「オンコールが怖い」「1人での判断が不安」という声も耳にします。
この記事では、病棟経験者の視点から訪問看護のメリット・デメリットを本音でお伝えします。
当ステーション(ケアーズ訪問看護リハビリステーションきたみ中央)には、病棟から転職してきたスタッフが複数在籍。
ぜひ、転職を検討する際の参考にしてください。
- 病棟から訪問看護への転職を検討している看護師・PT・OT・ST
- 訪問看護のリアルな働き方を知りたい方
- メリットとデメリットを両方知ったうえで転職判断をしたい方
訪問看護のメリット7選|病棟経験者が感じた本音
まずは訪問看護に転職して「良かった」と感じる点を7つご紹介します。病棟での経験があるからこそ実感できるメリットばかりです。
① 夜勤がなくなりライフスタイルが激変
病棟では2交代・3交代の夜勤が当たり前で、睡眠リズムの乱れや体力的な消耗に悩む方も少なくありません。
「子どもの学校行事に参加できるようになった」「趣味や副業の時間が生まれた」という声がスタッフからも上がっています。
体調管理がしやすくなることで、長く働き続けられる環境が整いやすいと言えるでしょう。
② 1対1のケアで看護の手応えが大きい
30〜90分の時間をかけてじっくりと向き合えるため、「看護師として大切なことをできている」という実感を得やすいです。
病棟では忙しさから流れ作業になってしまうことも多いですが、訪問看護では1人ひとりに寄り添う本来の看護が実践できます。
「利用者さんの変化に気づけた」「信頼関係が深まった」という喜びは、転職したスタッフが口をそろえて語るポイントです。
③ 残業が少なくメリハリある働き方
病棟では急変対応や記録作業が重なって残業が続くことがありますが、訪問看護では訪問が終われば業務が一段落します。ステーションに戻って記録を入力したら終業というシンプルな流れです。
プライベートの予定を立てやすくなるため、趣味や家族との時間を大切にしながら働けます。
④自分で考えて動く力が身につく
最初は不安に感じる部分ですが、経験を積むほど「自分で考えて動ける看護師」としての自信が育ちます。
病棟での経験が土台となり、それを在宅の視点で応用する力が身につくのは、大きなキャリアアップにつながります。
多様な疾患・状態の利用者さんと関わるため、幅広いアセスメント力が磨かれます。
⑤ 患者さんの「生活」に深く寄り添える
家族構成、住環境、本人の価値観まで理解したうえでケアを組み立てるため、看護本来の「その人らしさを支える」役割を果たせます。
ターミナル期の看取りまで継続的に関わることができる点も、訪問看護ならではのやりがいです。
⑥ 多職種連携のスキルが高まる
情報共有・報告・提案のコミュニケーション力が自然と高まり、チームケアの要として活躍できます。
当ステーションでも看護師9名と理学療法士4名が連携して在宅ケアを支えており、チームで問題を解決する喜びを日々感じています。
訪問看護のデメリット5選|転職前に知っておくべきこと
メリットだけを見て転職すると、入ってから「こんなはずじゃなかった」となりがちです。デメリットも正直にお伝えします。
① オンコール(夜間・休日対応)がある
実際に緊急訪問が必要になるケースは月に数回程度のことが多いですが、「いつ電話が来るか」という緊張感があります。
担当曜日はスタッフで分担するため、毎日続くわけではありませんが、慣れるまでは精神的な負担を感じる方もいます。
② 1人で判断・対応する場面が多い
急変に気づいても、その場には医師がいません。電話で医師や管理者に相談しながら対応することになるため、アセスメント力と報告力が重要です。経験の浅いうちは特に不安を感じやすいポイントです。
③ 移動が多く体力的な負担がある
北見のような広いエリアをカバーするステーションでは、訪問先が離れていることもあります。
社用車での移動が基本ですが、冬季の雪道運転は特に注意が必要です。
当ステーションでは社用車を支給しており、ドライブ研修なども実施しています。
④ 人間関係が固定されやすい
病棟のように部署異動で気分を変えることが難しい環境でもあります。
スタッフ間の相性が合わない場合、日々のストレスになりやすいです。
見学や面接時にステーションの雰囲気を確認することが大切です。
⑤ 急性期スキルが薄れる可能性がある
ただし、経管栄養・IVH・在宅酸素療法・麻薬を用いた疼痛管理など、在宅特有の医療処置スキルは確実に身につきます。
「急性期に戻りたい」という希望がある場合は、事前にキャリアパスを考えておくとよいでしょう。
メリット・デメリット早見表
ここまでのポイントを一覧でまとめます。転職前の判断材料としてご活用ください。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 勤務時間 | 夜勤なし・日勤のみ | オンコール当番あり |
| 給与 | 月給・時給が高め | 夜勤手当がなくなる |
| ケアの質 | 1対1で深く関われる | 急性期処置の機会が減る |
| 判断・自律性 | 自分で考える力が育つ | 1人対応に不安を感じる |
| 残業 | 残業が少なくメリハリあり | 記録量が多い場合も |
| 人間関係 | 少数精鋭でチームワーク濃密 | 人間関係が固定されやすい |
| 移動 | 社用車支給・気分転換になる | 冬道・移動疲れがある |
訪問看護に向いている人・向いていない人の特徴
メリット・デメリットを踏まえたうえで、実際に向いている人・向いていない人の特徴をご紹介します。
デメリットに備えるための事業所選びのポイント
訪問看護のデメリットの多くは、事業所選びで軽減できます。以下のポイントを確認しながら求人を選んでみてください。
月のオンコール当番回数・緊急訪問の実際の頻度・待機手当の金額を面接時に必ず確認しましょう。スタッフ数が多いほど当番の間隔が空きます。
OJT期間・同行訪問の期間・困ったときの相談体制があるか確認します。「すぐ1人立ち」では不安が大きくなります。
在籍スタッフの勤続年数や離職率は職場の雰囲気を映すバロメーターです。「長く続けているスタッフが多い」事業所は安心感があります。
1日4〜6件が標準的です。移動距離が長すぎる場合は体力的な負担が増すため、サービス提供エリアの広さも確認しましょう。
実際にステーションの雰囲気を見ることが大切です。見学時に現場スタッフと話せる機会があると、より実態に近い情報が得られます。
ケアーズきたみ中央での実際の働き方
ケアーズ訪問看護リハビリステーションきたみ中央(北海道北見市)は、看護師9名・理学療法士4名が在籍するステーションです。北見市内・端野・留辺蘂・訓子府のエリアをカバーしています。
当ステーションでは、「病棟から訪問看護へ転職したいけれど不安」という方に向けて、OJT期間中は必ず先輩スタッフと同行訪問を行い、1人立ちのタイミングは本人の状況に合わせて柔軟に調整しています。
- 看護師月給:230,000〜285,000円(常勤)
- パート時給:1,600〜1,800円
- 勤務時間:8:30〜17:30
- 賞与:年2回
- 手当:待機手当・訪問手当・実績手当
- 移動:社用車支給
- 24時間電話相談・緊急時対応体制あり
医療機関との連携を重視しており、主治医と密に情報共有しながら安全なケアを実践しています。
よくある質問(FAQ)
- 病棟経験が浅くても訪問看護に転職できますか?
-
事業所によって異なりますが、一般的には病棟経験2〜3年以上を目安にしているところが多いです。ただし、しっかりした研修体制がある事業所であれば、経験年数よりも「意欲と学ぶ姿勢」を重視するところもあります。面接で正直に確認してみてください。
- オンコールが怖くて踏み出せません。どう乗り越えましたか?
-
「実際に経験してみると思ったよりも頻度が少なかった」という声が多いです。緊急訪問が必要なケースは月に数回程度のことがほとんどで、電話対応のみで完結することも多くあります。先輩スタッフがバックアップしてくれる体制が整っている事業所を選ぶことで、不安は和らぎます。
- 訪問看護に転職して収入は下がりますか?
-
夜勤手当がなくなる分、一時的に下がるケースもあります。ただし、基本給・各種手当・賞与が充実している事業所では、トータルの年収が変わらない、あるいは上がることもあります。転職先の給与体系を詳しく確認することが重要です。
- 訪問看護では点滴・麻薬管理などの処置はできますか?
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事業所の対応範囲によりますが、多くのステーションで点滴・静脈注射・麻薬を用いた疼痛管理などに対応しています。当ステーションでは経管栄養・IVH・HOT・人工肛門(ストマ)管理・吸引なども対応しており、在宅特有のスキルを幅広く身につけられます。
- 訪問看護は車の運転が苦手でも大丈夫ですか?
-
基本的に車の運転が必要な事業所がほとんどです。ただし、社用車を使った運転練習ができるサポートがある事業所もあります。北見のような積雪地域では冬道運転の慣れも必要ですが、焦らず習得できる環境が整っているかを確認することをお勧めします。
- 病棟に戻りたくなったとき、キャリアに不利になりますか?
-
訪問看護での経験は「在宅医療の知識」「アセスメント力」「多職種連携力」として高く評価される場合が多く、必ずしも不利にはなりません。ただし急性期特有の処置スキルは維持しにくくなるため、将来像をある程度見据えて転職判断をすることをお勧めします。
まとめ
訪問看護のメリット・デメリットを病棟経験者の視点でお伝えしました。最後に要点を整理します。
- 訪問看護の最大のメリットは「夜勤なし・給与が高い・1対1のケア」
- 主なデメリットは「オンコール・1人判断・急性期スキルの低下」
- 事業所選びを慎重にすることでデメリットの多くは軽減できる
- 「自分で考えて動くのが好き」「生活を支える看護がしたい」人には向いている
- 当ステーションでは職場見学・お問い合わせをいつでも受け付けています
転職はリスクを感じるものですが、メリット・デメリットを正しく理解したうえで選ぶことで、後悔の少ない決断ができます。少しでも気になる方は、まずはお気軽に見学や問い合わせからどうぞ。
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